SE構法について
SE構法は、木造最高クラスの耐震構法です。
優れた耐震性能と自由度の高い空間を両立させ、
住まい手それぞれの「居心地のよさ」を実現します。
「ラーメン構造」とは、柱と梁を剛接合する建築方法です。一般の木造工法では柱と梁は柔接合され、筋交いという”つっかえ棒”で補強しています。
SE構法は、柱と梁に埋め込んだ特殊な金物で強固に接合する「ラーメン構造」を採用することで、木造でも大空間のLDKや、大開口の窓、吹き抜けなど、デザイン的にも自由度の高い空間が実現できます。
また、SE構法では、構造躯体に使用する木材は、強度が高く品質の安定した「構造用集成材」を使用します。自然のままの木材は、乾燥の度合いや強度がわかりにくいですが、構造用集成材は部材ごとの強度が明確なので、構造躯体の強さも計算して検証できます。
仕切りをとって
大きな空間をつくったり
仕切りをつくって
部屋を増やしたり
在来工法の場合、多くの耐力壁を均等に配置しなければなりませんが、SE 構法は強固な耐力壁を用いることができるため、建物全体として必要となる耐力壁を在来工法と比べて減らす事が可能です。
このため、在来工法と比べて格段に自由度の高い設計が可能になります。また、将来的に、ライフスタイルの変化や子どもたちの成長に合わせて、大きなリフォーム工事なしに柔軟に間取りの変更を行うこともできます。
阪神淡路大震災の教訓から、大震災でも倒壊しない木造家屋を目指して開発されたのがSE構法。
阪神淡路大震災以降も、中越地震や東日本大震災、熊本地震など大規模な震災が発生していますが、SE構法で建てられた一万棟を超える家のうち、これまでに倒壊した家屋は0件です。
建築基準法では、2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていないため、一般的な木造住宅では壁量計算と呼ばれる簡易的なチェックしか行われていないのが実情ですが、SE構法は構造設計のプロが全棟を構造計算しています。
構造計算を実現するには、構造を構成するすべての部材の強度がわかり、接合部に強度の基準を持つことが必要です。SE構法では信頼性の高い部材のみを使用し、接合部の強度を実験等で検証。それらのデータを元に、立体解析構造計算プログラムを用いて、全ての家の安全性を証明しています。
垂直荷重
重さに
耐えられるか
風荷重
強風に
耐えられるか
地震荷重
地震に
耐えられるか
一般的な木造の平屋、2階建、3階建住宅では行わないルート2という、
大規模建築( 4〜10階建)と同等の計算もSE構法ではしっかり実施します。
層間変形
建物が大きく
変形しないか
偏芯率
平面的に
バランスがいいか
剛性率
上下階のバランス
がいいか、
ねじれに
耐えられるか
解析
部材一本、接合部分
一箇所ごとの力をチェック
基礎計算
地盤に適した基礎か
SE住宅性能保証制度は、基礎と構造躯体、金物が原因で住宅の損傷が起きた場合、SE構法が登録施工店を通じて、お客様の住宅を保証する制度があります。完成引き渡しから10年間は無償保証、10年経過後に指定された検査メンテナンスを行うことにより、さらに10年間の保証延長が可能です。
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